SALA design では、1950~70年代などの古い家具を取り扱っています。
遠いヨーロッパの、
いろいろな場所で、
いろいろな人々に、
いろいろな用途で使われ、
海を越えてきた家具たちなので
キズや破損や劣化がある場合があります。
それらを新しい次の出会いのために手当して、
きれいにしてまた使っていただけるようにします。
イスのガタツキや引出が出にくいなど
機能や強度に関わるメンテナンスは無条件で行っております。
研磨して再塗装するクリーニングはお好みで。
小キズやシミは消え、ツヤが出ます。
ただ、長年かけてできた味わい深いコクは消えてしまいます。
お客様のもとで、またゼロから築いていただきます。
ここでは、私たちがどういった修理をしているかを知っていただくため
順をおってご説明したいと思います。
古い塗装を薬剤で剥がします。
強力な薬剤なので注意して作業します。

乾いたら研磨していきます。サンドペーパーを使います。
木目を見ながら、ビクビクしながら・・・
※深いキズやしみ込んだシミは取れないこともあります(涙

木の状態を見ながら徐々に削っていきます。
(↑の画像は、水平に削れているか確認しています。)
全体の研磨が済んだら家具の調整をします。
組みなおしたり、キズにパテを埋めたり、
お好みの高さにするため脚をカットしたり。
家具たちが本来の機能を取り戻すため
しっかりチェックして直してあげます。
パテ箇所や修繕箇所などをならし、
木の粉を取り除き、アルコールで拭きあげます。

研磨後のテーブルです。
単に削るだけと思いがちですが奥が深い作業です。
未塗装ですが風景が写るほど美しいです。
次はいよいよ塗装です。
塗装には天然の植物由来のオイルを使った、
人体に安全な無公害塗料を使っています。
木に浸透するので、木の呼吸を妨げません。
カラーもいくつかありますので、木部の濃淡も調整できます。
新しい塗装をすると、やっぱり水や汚れに強くなります。

天板の塗装の状況を見ながら木目に刷り込みます。
とても繊細な作業です。
塗装するとこのようなツヤが出ます。
塗料の性質により乾燥時間が長く、
約2~3週間(冬場は1カ月)ほど乾かさなくてはいけません。
ここはじっくり待ってていただきたいのです。(汗)
乾いたらワックスをかけていきます。
こちらは比較的に早く乾燥してくれます。
これらの工程を経て
一つの家具が生まれ変わります。
次に使われる方が、
この家具とどんな日々を過ごしていくのかを想うと
とてもワクワクします。
この家具と出会えてよかったと思っていただけるよう、
丁寧に、キチンと修理させていただきます。
ソファやダイニングチェアなど、ビンテージの布は汚れや破れがあるものもあります。
そういったものは新しいファブリックに張り替えます。
「~として使いたい」とか
「こんなふうにしてほしい」という御要望、
お気軽にお教えください。
家具は毎日使う道具です。
お使い頂けるお客様に合わせてできる限り施工いたします。
そのほか、これまで行ってきた家具の修理の例です。